家族について考えるワーク 兄のこと

みなさんこんばんは。

カウンセラーになるための勉強中の「しゅうこ」です。

このブログでは、【3ヶ月先まで予約のとれないカウンセラー 根本裕幸さん】

心理カウンセラー根本裕幸オフィシャルブログ
3ヶ月先まで予約の取れない心理カウンセラー根本裕幸(ねもとひろゆき)が結婚、恋愛、ビジネス、家族の問題を心理学で解決。

が提供されている「お弟子さん制度」で考えたこと、学んだことを、私なりの言葉でお伝えしていきます。

(このブログでいうカウンセラーは2019年に国家資格になった公認心理師や、民間団体が行っている心理系の資格を持つ方々ではなく、広い意味のカウンセラーを指しています。)

 

今日は同僚とランチに行ってきました。

以前は私が聞くのと話すの割合が7:3くらいだったのですが、最近ブログに自分のことをたくさん書くようになって自己開示できるようになったからか、割合が5:5から4:6くらいになってきました。

おしゃべりを楽しむ中でふと、「そういえば昔は、おしゃべりするのが好きだったなぁ」と思い出しました。

高校生だった頃の私はおしゃべりかつ毒舌で、卒業アルバムの寄せ書き欄には友達が「たくさんしゃべる」「ツッコミが厳しい」「笑いが止まらない」と書いてくれていました。

当時は深夜ラジオ(ゆず/西川貴教/ナインティーンナインがパーソナリティだったときのオールナイトニッポン)を聞く習慣があったので、その影響を受けていたのかも。

 

就職を機に大阪に出てきて、職場でちょっと怖いお姉さまがたに出会い、「新人が毒舌だとお姉さま方に生意気な奴だと思われるかも。毒舌は止めよう。」と他人軸※で考えて、毒舌を止めたんだったなぁ、ということも思い出したのでした。

※他人軸:自分以外の誰かに主導権を渡してしまっている状態。主語は他人。他人軸の時は依存状態になりやすく、不安、怖れ、無価値観、無力感を感じやすい。

 

もう新人でもないし、怖いお姉さまもいない。

もうちょっと好きなようにお話してもいいのかなぁ。

 

〇家族について考えるワーク

今夜も、「家族について考えるワーク 兄のこと」についてお話しします。

「ワークの効果」と「家族紹介」を再掲しています。不要な方は読み飛ばしてくださいね。

 

〇ワークの効果

・家族の源家族のことや、生きてきた時代背景、環境等も含めて考えることで、家族の行動や感情がより深く理解できる

・家族と自分との関係を見つめなおせる

・家族のことを振り返ることで、自分が家族から得られたこと、学んだこと、感謝できることを見つけることができる

・家族の問題の中から、自分の才能・魅力を見つけることができる

(苦しかったこと、悲しかったこと、寂しかったこと、つらかったことほど自分の才能を教えてくれるかも?)

 

〇家族紹介

家族個人については話す前に、私の源家族について簡単にご紹介します。

【家族構成】父・母・兄(私より1歳年上)・私の4人家族

【職業と家族の5つの役割※のポジション】

※家族の5つの役割~組織・グループの問題解決に役立つ視点~

各用語の意味は以下のHPを見てみてください。会社の組織などにも当てはめられて面白いです。

家族の5つの役割~組織・グループの問題解決に役立つ視点~ | 心理カウンセラー根本裕幸
* 家族や組織などの人によって構成されるグループは、そのメンバーがヒーロー(ヒロイン)、犠牲者、傍観者、ヒール

 

父:会社員⇒退職/ヒーロー(リーダー)・ときどきヒール(問題児)

母:専業主婦/犠牲者(我慢する人)・ときどきチャーマー(ピエロ)

兄:学生⇒会社員⇒公務員⇒休職⇒会社員(?)/ヒール(問題児)・ときどきチャーマー(ピエロ)

私:学生⇒会社員/傍観者(見てる人)・ときどきヒール(問題児)

 

家族の5つの役割を表にすると多分こんな感じ。

(例:父から見ると母は犠牲者・ときどきチャーマー)

見られる側
見る側 犠牲者

チャーマー

問題児 チャーマー

傍観者

ヒーロー

問題児

問題児

チャーマー

犠牲者

傍観者

ヒーロー

問題児

犠牲者 傍観者
ヒーロー

問題児

犠牲者 ヒーロー

問題児

 

〇兄のこと

私の兄は、私より1歳年上です。親しく付き合っていた母方の親戚の中で最初に生まれた子どもで、しかも男の子だったので、沢山の愛情と期待をかけられて育ちました。小さいころの兄は見た目がかわいらしく、言動は優しくて素直、そして読み書きや算数が得意。そんな子どもだったので、祖母や子どもがいない伯母、母からとてもかわいがられて育ちました。

一方、怖がりで気弱だったり、運動が苦手だったり、不器用で身の回りのことが上手くできない子どもで、大人から見ると歯がゆいところも。「男の子は強く、たくましく、優れているべき」という価値観の地域だったので、父からしょっちゅう怒鳴られていました。

幼稚園くらいの時、兄がお茶碗や箸をうまく持てないということでよく父が怒鳴っていて、緊張した雰囲気の食卓だったのを今でも覚えています。隣にいた私が怖かったので、怒鳴られていた兄はもっと怖かっただろうなぁ。

兄は左利きだったのですが、当時は左利きを矯正して右利きにさせるのが一般的だったように思います。利き手でない手でいろいろなことをしないといけなかったから、不器用だったのかもしれません。

 

母が「気弱な兄の性格では地元の小学校には馴染めないのではないか?」と心配したことから、兄は大学の附属小学校・中学校に通っていました。入学試験がある学校だったのですが、兄は小学校に上がる時に合格して入学。私は不合格で地元の小中学校に通いました。なので、小中学校での兄の様子はよく知りません。中学校では男子に悪口を言われたことを「いじめられた」といって、母と兄が悩んでいたことを覚えています。高校でようやく同じ学校に通うことになりました。高校での兄は中学校の時の知り合いに好かれていたようで、兄の知り合いは妹の私に、「〇〇の妹でしょ?」と好意的に声をかけてくれていました。ですが、兄本人はあまり好かれている自覚がなかったように思います。

兄は理系教科が得意な人でしたが親の「公務員になってほしい」という強い希望で文系を選択。大学も確か、親の「有名な大学に行ってほしい」という希望に沿って旧帝大を受験しましたが、不合格で地元の大学に進学しました。大学進学後はおそらく私が受験に集中できるようにと、家を出て母方の祖母の家から大学に通っていました。

兄が大学を卒業するころ、私は兄のアルバイト先を引き継いでアルバイトとして働くことになりました。そこでも兄は(私が苦手な怖い)お姉さま方にとても好かれていました。とてもまじめで素直な性格なの、不器用なところがお姉さま方の母性をくすぐっていたのではないかと推測しています。(ここも本人は好かれていた自覚なしでした)

大学卒業後は関東の会社に就職したものの、1年余りで退職。母方の親戚の口利きである役所の職員になりました。しかしそこでは「職場の人に悪口を言われた」と言って職場に行けなくなり休職。心療内科で治療を受けつつ3年ほど休職した後に退職しました。その後は地元を離れ、休職した経験がある人を受け入れている会社に就職して働いているようです。

家での兄は父に怯えていて、反抗らしい反抗もしない人でした。母には優しく、よく食事の準備など手伝ってあげていました。私にも優しくて、幼い頃は手を繋いで一緒に習い事に行ったり、近所に住む友達も含めて外で遊んだり、家の中でテレビゲームをして遊んだりと、仲良く過ごしていました。

思春期に入ってからも、兄と私共通の趣味であるゲームの話をしたり、部屋が一緒だったので一緒に深夜ラジオを聴きながら勉強したりと、比較的仲が良かったと思います。また、大学生の頃には私がどっぷりハマることになる「水曜どうでしょう」を紹介してくれて一緒に楽しんだりもしました。いつも私が知らない「楽しいこと」を教えてくれる人でした。

兄とは、私が就職してからほぼ交流がありません。なので、ブログに書いていることも母からまた聞きで聞いて知ったことばかりです。連絡先も知らないし、その期間に兄と会ったのは私の結婚式と子どもが生まれてお祝いしてくれたときのみ。子どもが生まれた時に会った時の言動から、兄は「一つの会社で長く働き、結婚して、子どもがいる(親の希望を何でも叶えているように見える)」私に引け目を感じているのかなぁ、と感じました。

(子どもを妊娠していた時は職場で若干のマタハラにあっていたし、出産後は産後鬱になるし、産後鬱を抜けた後は産後クライシスで夫との仲は激悪になるし、とつらい経験が多い時期だったのですが。)

 

兄自身について、私は嫌な記憶が全くありません。

兄に関して嫌だったのは、親の関心の多くを奪っていることでした。嫉妬したり、疎ましく感じてつっけんどんな対応しかできない時期もありました。また、兄は多くの人が普通にできることができなかったり、ちょっと変わったところがある人なので、歯がゆかったり、恥ずかしく思ったりしたこともありました。

ただ、それよりも兄について思っていたのは、「親から過剰に期待をかけらたり、干渉されたり、兄には合わない「男らしさ」を押し付けられたりしてして本当にかわいそう」というものでした。兄は子供の頃からとてもまじめで優しい人だったので、親の希望もダメ出しも額面通りに受け取って、親に振り回されながら生きてきたように思います。もっと親に反抗して自分らしく生きていたら、今はもっと生きやすかったんじゃないかなぁと思っています。

あとは「兄と私の性別が逆だったら良かったのに」というもの。優しく素直で穏やかな兄が女の子だったら、頑固で負けん気の強い私が男の子だったら、お互いに生きやすかったのでは?と思っていました。今でも生まれた性別よりも、その人らしさに注目して日常生活を送れる世の中になればいいなぁと強く思っています。

 

〇兄のことを考えてみた感想

兄のことを考えたことで、こんな気づきがありました。

・兄は幼いころからの父の厳しい接し方によって、自身を失ったのではないか

・兄は母の先回りによって、自分で挑戦したり失敗する経験ができなかったのではないか

・兄はとても優しく、周りの希望を受け入れる力がある

・兄は幼いころから年上の女性にかわいがられて育ってきたので、家族以外の年上の女性にも好かれる才能がある

・兄は人の関心をひきつけるものを持っている

・昔は兄のことを嫌いだと思っていた。しかし、兄自身が嫌いだったのではなく、親の関心が自分に向いていないと感じていたからだとわかった。

 

〇兄との関係を振り返って気づいたこと、私の才能・魅力

・私は直接には兄のことをよく知らない(兄のことに関しては自ら蚊帳の外に行っていた)

・昔も今も、私は兄のことが好きだと思っている

・私は親の関心をめぐるライバルであっても、魅力を見出すことができる

 

〇家族について考えるワーク 4日目の感想

兄から嫌なこと、悲しくなること、つらくなることをされた思い出がなく、「兄弟には恵まれたなぁ」と思うことができて幸せでした。

今日で源家族に関するワークはおしまいです。父⇒母⇒兄と取り組んできましたが、母に関するワークが一番きつかったです。そして母にはまだまだ恨みが残っていそうです。ブログの中でまた出てくるかも。

4日間家族に関するワークに取り組んで、家族関係を築いていく中で「その人らしさ」が失われてしまうことがある、ということに気づきました。また、家族の中で「役割」や「男らしさ」「女らしさ」といったジェンダーを押し付けられるのが嫌になったことにも気づきました。だから、カウンセラーになるなら「クライアントさんの個性を大事にしたい」と思うようになったんだと分かりました。

家族に関するワークはこれでも書ききれないことが沢山あり、同時に癒しも沢山起こりました。本当におすすめのワークです。

 

あとは、自分の今の家族について考えるワークが残っていますが、いったんお休みしたいと思います。次は「今の仕事」について書いてみようかな。

 

明日と明後日はブログをお休みして、また月曜日にお目にかかります。

心と体をゆっくり休めてまた明日、お会いできたら嬉しいです。

それではおやすみなさい。

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