産後クライシス専門カウンセラーのしゅうこです。
毎日喧嘩ばかりの夫婦を、過去最高に仲のいい夫婦にします。
今日は、産後クライシスの理解や問題解決に役立つ本をご紹介します。
今回ご紹介する本は「産後クライシス」です。
日本の少子化、離婚の背景には「産後クライシス」があった! 出産後、夫婦に訪れる危機のメカニズムと回避方法を探る。
(ポプラ社 ホームページより)
目次
第1章 夫婦を壊す、産後クライシス
第2章 産後クライシスのメカニズム
第3章 なぜ今、産後クライシスが問題に
第4章 産後クライシスを回避せよ
第5章 母親を支える産後から夫婦を支える産後へ
実はこの本、「産後クライシス」という言葉を生み出したNHKの記者(女性)さんと朝の情報番組「あさイチ」のディレクター(男性)さんのお二人が書いたものです。
このキーワードが生まれたのをきっかけに、夫婦個別の問題と思われていたものが、社会問題として認識されるようになりました。
また、著者のお二人はいずれも産後クライシス経験者。
豊富なインタビューの内容とともに、著者自身の経験も交えながら書かれています。
産後クライシスが生まれる背景や、どうやったら産後クライシスが解消できるのか?といった点まで書かれています。
私がこの本を読んだのはつい最近ですが、本書に書かれた産後クライシス当事者たちのエピソードは共感の連続でした。
さらに、産後クライシスが起こる背景として、妻に生じる心と身体の変化や、子どもが生まれても男性が変わらない(変われない)理由を、専門家の見解を交えながら解説されています。
「なるほどー、産後に妻にはそういうことが起こってたのか!」「夫は夫で、こんな事情があるのね」と目から鱗の情報が満載です。
産後クライシスが起こる背景を知るだけでも、「夫婦が喧嘩しちゃうのは夫のせいでも、妻のせいでもなかったんだ」と思って気が楽になってくると思います。
それから、産後クライシス解消のために夫・妻それぞれが気をつけたいことについても書かれています。
このポイントを押さえるだけでも、夫婦の気持ちにすれ違いが減っていくんじゃないかなぁ。
***
本書の内容は、決して「妻を気遣えない夫が悪い」とか「妻の我慢が足りないのが悪い」といった、誰かを批判する内容ではありません。
夫・妻、それぞれの立場のつらいところに寄り添ってくれる文章に、私は思わず涙しました。
子どもが生まれてから急激に仲が悪くなった夫婦がこの本を読んだら、共通認識ができて気持ちのすれ違いが減り、意思疎通が楽になる本だと思います。
話し言葉でわかりやすく書かれており、家事や育児の合間にサクッと読める本になっています。
ぜひ読んでみてくださいね。
(009)産後クライシス (ポプラ新書)
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しゅうこ
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