なさんこんばんは。
カウンセラーになるための勉強中の「しゅうこ」です。
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このブログでは、【3ヶ月先まで予約のとれないカウンセラー 根本裕幸さん】
が提供されている「お弟子さん制度」で考えたこと、学んだことを、私なりの言葉でお伝えしていきます。
(このブログでいうカウンセラーは2019年に国家資格になった公認心理師や、民間団体が行っている心理系の資格を持つ方々ではなく、広い意味のカウンセラーを指しています。)
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今日からはお弟子制度の中で事前課題として出された、[架空の]クライアントさんのお悩みに、ブログ上でお答えするつもりで答えてみます。
今日は仕事が続かない女性(仮にAさんとします)について取り上げます。
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30歳女性。仕事が長続きせず、何度も転職を繰り返してしまう。何がやりたいのかが見つからず、何となく就職して、仕事が辛くなって辞めることを繰り返している。働かなきゃと思うのだけど、新しい職場で半年も経つとだんだん会社に行くのが 苦しくなり、涙が出て来たり、重たい気分になってしまう。今まで一番長く勤めたお仕事でも1年半くらい。それ以外は全部1年以内に辞めている。仕事をしていなかった時期もあるが、実家にいても親の目があるため仕方なく仕事を見つけて来た。仕事の内容はだいたい事務がほとんど。一時期、自分を変えようとして接客をしたこともあるが、半年もたなかった。 親はどちらも真面目な人で、お互い公務員できちんとした仕事をしている。子どもに対しては厳しく、勉強や習い事もたくさんやってきた。弟が一人いるが、大学を中退してから引きこもり状態。 やりたいことや趣味もなく、これから先の人生が不安。恋愛もあまりうまく行かないし、そもそも好きになった人もあまりいな い。
こんな人生を早く打開したい。
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回答はこちら。
Aさんこんばんは。
新しい職場で半年もすると会社に行くのが苦しくなり、涙が出てたり、重い気分になってしまうとのこと。
雇用形態にもよりますけど、1日の長い時間を過ごす職場で気分重く過ごすのは辛いですね。
今はお仕事をされているのでしょうか?されていないのでしょうか?
いずれにしても、Aさんができるだけラクな気持ちで過ごしていたらいいなぁ、と思います。
さて、今日のご相談。ゴールはどんなところにしてみましょうか。
ご相談の内容を読んで、いろんなゴールが思いつきました。
>仕事が長続きせず、何度も転職を繰り返してしまう。
というところから、「どうしてAさんは仕事が長続きしないのか」が分かり、「Aさんが仕事を長続させる方法を見つける」
>「何がやりたいのかが見つからず」や「やりたいことや趣味もなく」
というところから、「Aさんのやりたいこと見つける」
>新しい職場で半年も経つとだんだん会社に行くのが 苦しくなり、涙が出て来たり、重たい気分になってしまう。
というところから、「Aさんが毎日ルンルンな気分で会社に行くヒントが見つかる」
>恋愛もあまりうまく行かないし、そもそも好きになった人もあまりいな い。
というところから、「Aさんの恋愛がうまくいく方法を見つける」
などなど。
今日はブログなので難しいですが、ぜひAさんにお聞きしたいところです。
(それが分からないからカウンセリング受けとんじゃー(怒)という場合は、例として挙げた中から選んでください、とお願いすると思います。)
今回は、
>新しい職場で半年も経つとだんだん会社に行くのが 苦しくなり、涙が出て来たり、重たい気分になってしまう。
というところから、「Aさんが毎日ルンルンな気分で会社に行くヒントが見つかる」を仮のゴールにしてみたいと思います。
Aさんのご相談をみて最初に気になったのが、
>実家にいても親の目があるため仕方なく仕事を見つけて来た。
というところでした。
また
>親はどちらも真面目な人で、お互い公務員できちんとした仕事をしている。子どもに対しては厳しく、勉強や習い事もたくさんやってきた。
というところも。
幼少期から今まで、ご両親のために相当頑張って来られたんじゃないかなぁ、と思いました。
特にAさんは長女さん。長女の方は小さい時からコミュニケーション能力が高くて物分かりがよく、小さな兄弟の面倒を見るようなしっかり者の方が多いです。(私の周りの女性や子どものお友達の話です。当てはまらない方も当然いると思います。)
真面目で厳格なご両親とのこと。きっと「Aさんが大きくなったときに困らないように」とAさんにたくさんの習い事や勉強をするよう、導いてこられたのではないかと想像しました。
もしこんなストーリーだったとしたら。
小さいAさんはどんな気持ちだったのでしょう。
覚えていたらそのことを、忘れてしまっていたら今感じる気持ちを紙に書いてみましょうか。
どんな気持ちですか?
べんきょう、まちがえないようにがんばらなきゃ。
そろばん、はやくつぎのきゅうにごうかくしなきゃ。
ピアノ、バレエ、おしゅうじ、じょうずにならなきゃ。
ママがみてるから。
べんきょうまちがえると、ママからおこられるから。
じょうずにできないと、ママはかなしそうなかおをするから。
「まだ小さいのにそんなに頑張らせなくてもいいやん」
とパパが言うと
「あんたはなんも分かってない!
いつも仕事でいないくせに、たまにいるときだけ中途半端に口出しせんといて!」
とママがいって、パパとママがけんかするから。
パパとママにけんかしてほしくない。
だからAちゃんはがんばるんだ。
小さなAさんがプレッシャーや不安を感じながら頑張っているとしたら、なんだか苦しく、悲しい感じがしませんか?
勉強や習い事と、会社で与えられる仕事は、「誰かにやるべき目標が設定され、それに向かって頑張る」ところが似ていると思います。
また、事務職だと「ミスが許されない」ことも多いと思います。
となると、小さい時にAさんが感じていたプレッシャーや不安を、仕事の中でも感じているのではないでしょうか。
新しい職場に慣れて仕事を任されるようになったころ、「間違ってはいけない」「はやくしなきゃいけない」「ちゃんとしなきゃいけない」そういった思いがぶり返して、苦しく、悲しく、気分が重くなってしまうのかなぁ?と思いました。
「〇〇しなきゃいけない」という考えのことを、心理学では
「観念」や「ビリーフ、思い込み、自分ルール」
とも言います。
子どもの頃に作られた観念は、子どものAさん平和な生活やママの笑顔を守ってくれました。
でも今は、Aさんを苦しめるものになっているかもしれません。
Aさんが子どもの頃、どういう気持ちでご両親が厳しくしていたのか、たくさん勉強や習い事をさせていたのか?を想像して理解出来たら、「観念」を手放していくタイミングかもしれません。
私は「Aさんが将来困らないため」と想像しましたが、実際は分かりません。直接聞けるならご両親、難しいならご親戚や兄弟に聞いてみる、学校などへの提出物の「保護者欄」を見てみると、思いが分かるかもしれません。あとはご両親が育った時代背景やご両親の家庭環境(Aさんからすると祖父母のお家の環境)なども重要な要素です。
Aさんが子供の頃にご両親に厳しく躾けられ、たくさんの勉強や習い事をやってきたことに、感謝出来ることは何でしょうか?
高学歴?たくさんのノルマをこなす要領の良さ?どこに出ても恥ずかしくない教養を身につけたこと?会社を辞めてもすぐに次の仕事を見つけられるほど能力が高くなったこと?
いろいろ考えてみましょう。
これらのプロセスを経ることで、会社に行くのが辛い、涙がでる、苦しいといった気持ちが減るのではないかと思います。
マイナスからゼロくらいのイメージ。
次に、Aさんの「やりたいこと」を見つけてみましょうか。
これまでご両親の思いに応えようと、おしゃべりや好きな遊び、友達の間で話題になっているテレビなどなど、いろんなことを我慢しながら頑張ってきたと想像されるAさん。
小さい頃の感情はこんな感じでしょうか。
ほんとはあそびたいよ
パパやママとあそびたいよ
パパやママとおしゃべりしたいよ
おともだちがまいにちはなしてるアニメ、わたしもみたいよ
でもべんきょうやならいごとのしゅくだいをがんばらなきゃ
おとうさんとおかあさんは、ふたりともおしごとやおとうとのせわでいそがしいから
Aちゃんはがまんがまん…
小さな頃からたくさん我慢し、ご両親の意向を優先していたとすると、就職を機にやりたいことを探し始めても、見つからないのは当然ではないでしょうか。
だって「自分のやりたいことって何?」って考えたのが初めてだから。
でも大丈夫。
Aさんは一度仕事を辞めても、ちゃんと次の仕事を見つけられる能力の高さや行動力、新しい職場に飛び込んでいく勇気があります。
なので、その力を活かして仕事に限らずいろんなこと、特に今まで一度もやったことがないことにチャレンジしてみませんか?
子どもの頃に好きだったこと
子どもの頃に「やりたいな」と思ったのにパパやママにダメと言われて諦めてしまったこと
「親から怒られるかな?」と思うことを敢えてやってみるのも手です。
いろんなことにチャレンジして、その中から好きなことがみつかればいいなぁ、と思います。
好きなことが見つかったら、お金を運んでくれる仕事に感謝して、好きなことを考えながらルンルンな気分で仕事できるかもしれません。
もしくは好きなことを極めて、仕事になるかもしれません。
好きなことを見つけるには、我慢したのと同じくらい時間がかかるかもしれません。
どうしよう
難しい
くじけそう
そう思ったら、お友達やカウンセラーなど、いろいろな方に頼ってみて下さいね。
この回答が少しでもAさんのお役に立ちますように。
回答終わり。
私にもAさんとちょっとだけ似たところがあります。新しい職場に入ると、半年くらいでつまらなくなります。私は決断力がないので、Aさんのようには会社を辞められないままで、「抜け殻」のように「惰性」で次の異動まで(数年)過ごしています。
かつては「惰性」で仕事をしている自分を激しく攻撃し、苦しんでいました。
「みんな頑張っているから私も頑張らなきゃ(私は評価されない。お金が得られない。)
頑張れない私はだめだ。」
という感じです。
でもある時、「惰性」期間中もやるべきことはそれなりにやっていて、誰も困っていないことに気づき、「自分を一番責めているのは自分なんだ」と気付きました。
気づきを得ることによって、(今も人生を打開した!とまでは言えませんが、)苦しいと思うことが格段に減りました。
今はお弟子制度を通じてライフワークを探している途中です。
応援よろしくお願いします。
※※※
心と体をゆっくり休めてまた、お会いできたら嬉しいです。
それではおやすみなさい。
しゅうこ。
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