みなさんこんばんは。
カウンセラーになるための勉強中の「しゅうこ」です。
このブログでは、【3ヶ月先まで予約のとれないカウンセラー 根本裕幸さん】
が提供されている「お弟子さん制度」で考えたこと、学んだことを、私なりの言葉でお伝えしていきます。
(このブログでいうカウンセラーは2019年に国家資格になった公認心理師や、民間団体が行っている心理系の資格を持つ方々ではなく、広い意味のカウンセラーを指しています。)
私の住む地域は、今日はとても良いお天気でした。
気温も暖かくなってきて、お昼はコートがなくても外に出られるようになってきました。
これから夏日を迎えるくらいまでは、外出が楽しみです。
◯彼氏ができない時のアファメーション
さて、今夜も引き続き、お弟子制度の中で事前課題として出された、[仮想]クライアントさんのお悩みに、ブログ上でお答えするつもりで答えてみます。
今日は彼氏が欲しいけれなかなかできないクライアントさん(お名前がなかったので、私の友達で、似たようなシチュエーションにいる女性の名前を借りて、Kさんとします。)からのご相談です。
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彼氏が欲しいけれど、なかなかできない。
28歳独身女性。都内に一人暮らしだが、実家は近く、ちょくちょく帰っている。⾧女。妹が一人いて、妹は実家暮らし。実家との仲がよく、母や妹とは連日LINEでやり取りしている。買い物などにも一緒にでかけることが多い。
母親は過保護気味で心配性。専業主婦でパートはしていた。親友みたいな感じで何でも話せる相手であるが、あれこれと口出しをされることが多く、めんどくさくなることもある。
一方、父親は仕事を頑張るタイプであまり子ども時代から接点はなかったが優しい父親で好きだった。
恋愛経験はあまり多くない。高校時代片思いだった人を大学まで引きずっていた。初めてちゃんと付き合ったのは大学3年のとき。同じサークルの同級生から口説かれた。あまり好きではなかったけれど一応付き合った。しかし、1 年くらいして就活が忙しくなった頃から関係がぎくしゃくして自然消滅のような形で終わった。社会人1年目の後半に10歳上の上司と不倫関係になる。特に苦ではなく2年ほど続いたが、彼が他の女性に手を出していることが分かり距離を置く。それ以来、4年ほど彼氏がいない状態。結婚も考えるとそろそろ動き出さなければならないと思い、パーティに行ったり、サイトに登録したりしているが、出会いはあるものの、なかなかうまくいかない。
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回答はこちら。
Kさんこんばんは。ご相談ありがとうございます。
今日は「彼氏が欲しいけれどなかなかできない」というご相談ですね。彼氏を作るために頑張っても結果が出ないと、つらくなってしまいますね。
私は人生の中で1人しか彼氏ができたことがなく、恋愛テクニックの知識は全くありません。また、いい男がいる狩場の情報等も持っていません。
そんな私ではありますが、自分なりにどうしたらよいか考えてみたいと思います。
まず、Kさんのご相談の内容を拝見して、優しいお父様と仲の良いお母様、妹さんに恵まれて、彼氏さんができないこと以外は、大きな問題もなく生活されているんじゃないかなぁと思いました。また、これまで恋愛経験は少なく、お付き合いされたのはお二人とのこと。このことから、これまでの人生で、お付き合いする男性がいなくても大きな問題はなかったんじゃないかなぁ?と想像しました。
そんなKさんが結婚を見据えて彼氏を作ろう、と思われたきっかけは何だったのでしょうか?
Kさんは、ここには書いていない不安や寂しさを感じていて、彼氏や結婚でそれを解消したいと思ったのでしょうか?それとも、お子さんが欲しいと思っていて、妊娠や出産を考えるとそろそろ彼氏を作って結婚した方がよい、と思ったのでしょうか?はたまた過保護で心配性のお母様から「〇歳ごろまでに結婚してほしい」といったことを言われ、彼氏を作り、結婚することを考えるようになったのでしょうか?
それ以外のきっかけもあるかもしれませんが、このご相談内容からはお母様の影響が大きいのでは?と思ったので、このパターンで話を進めてみようと思います。
お母様の言葉から結婚を考えたとすると、Kさんはご自身の意志ではなく、お母様の意思に沿って結婚しようとしている、ということになります。
これって何だか不自然ですよね。結婚するのはKさんなのに。
私はここで、Kさんとお母様が癒着しているのではないか?と感じました。
癒着というのは、相手との距離感が近すぎ(もしくは遠すぎ)て、距離感がうまく保てない状態を指します。癒着していると、相手のことを自分のことのように感じてしまいます。
Kさんの場合でいうと、お母様の「〇歳までに結婚してほしい」という気持ちを、Kさん自身のの気持ちのように感じ「〇歳までに結婚したい。彼氏を作ろう」となったのではないかと思いました。
また、癒着が起こっていると心理的にはずっとお母様と一緒にいる状態になります。それは実家の中やお母様と買い物等に出かけているときだけでなく、Kさんが実家から離れて仕事をしているとき、婚活しているとき、男性とデートしているとき等も同じ状態です。婚活や男性とのデートにお母様がついてこられると、ちょっと困りますよね。お母様の前でキスとかSEXとかできないでしょうし。
癒着の弊害が分かったところで、じゃあどうすればよいの?という話ですが、
癒着は切る必要があります。
Kさんとお母様の間にきちんと線を引いて、「自分は自分、お母さんはお母さん」と切り分けます。癒着を切っていくための具体的な方法として、毎日こんな言葉を唱えることを提案します。スマホの壁紙にしたり、手帳に貼るなど、目に入るところに掲げる、というのもよいです。毎日繰り返しこの言葉を唱えることで、お母様との癒着を切ることを潜在意識に許可します。(このような言葉のことを「アファメーション」と言います。)
「私は私、お母さんはお母さん。
私には私の考えがあるし、お母さんにはお母さんの考えがある。
私は私の考えに基づいて行動して大丈夫。
私は私の考えに基づいて行動し、幸せになる。」
Kさんとお母様の考えを分けて考えられるようになったなぁ、と感じられたころに、改めて彼氏を作ることや結婚について考えてみてはいかがでしょうか。
Kさんの今後の人生がますます幸せなものになることを祈ってお答えしてみましたが、いかがだったでしょうか。Kさんの状況を想像しながら話を進めたので、実際の状況と食い違っているところもあるかもしれません。
何か話してみたいと思っていただけたら、カウンセリングを利用してもらえると嬉しいです。
回答終わり。
〇仮想クライアントKさんの相談に答えた感想
私の友達のKさんは、明るくて優しく、しっかり者の長女さんです。ケースの方と同じく優しいお父様と仲の良いお母様・妹さんの4人家族。外見はとてもかわいい方で、「良いところのお嬢さん」といった風貌です。実家出て一人暮らしをしていますが、家のことは何でも自分で出来、仕事が好きで稼ぎもしっかりある。友達がたくさんいて趣味もいくつかあって充実している様子。私には、Kさんはそんなに結婚する必要を感じていないように見えました。
彼氏ができて結婚に話を進めたものの上手くいかなかったそうで、私は「そもそも何で結婚しようと思ったんだろう?」と不思議に感じていました。
今回のケースに取り組んでみて、実はKさんとご実家の間に癒着があり、自分の価値観ではない考えに沿って行動された結果なのかも?と想像したのでした。
今回は単純に母子の癒着としてこのケースを考えてみましたが、根本には変形エレクトラコンプレックス※があるのかもなぁ、と思いました。
※変形エレクトラコンプレックス
女性が父親と母親を結ばせないように、自分が母親と癒着して父親を1人にするパターン。
この場合は両親が愛し合っていたこと、自分は愛し合っていた両親から愛されていたことを認識する、そして愛してくれた両親のもとから巣立つイメージを持つことで、癒されていく。
次回も引き続き、お弟子制度の中で事前課題として出された、仮想クライアントさんのお悩みに答えてみたいと思います。
次のテーマは「結婚に踏み切れない」です。
これもまた私には経験がありませんが、友達から聞いたことのある悩みの一つ。
「友達に相談されたら何て言うかなぁ」と想像しながら考えてみたいと思います。
心と体をゆっくり休めてまた、お会いできたら嬉しいです。
それではおやすみなさい。
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