
みなさんこんにちは。
キャンプカウンセラーのしゅうこです。
「私なんて、何もできない」「生きてる意味なんてあるのかな」
――そんな言葉が胸の奥で響いて、真っ暗な穴に落ちていくような絶望感にのみ込まれることはありませんか。
人と比べては負けて、頑張っても報われず、自分を責め続けてきた心。
その苦しさの正体は、長い間抱えてきた“競争心”なのかも。
今日は、自分史を書きながら、競争を降りて自分の価値を認めるヒントを書きました。
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もくじ
【ご相談】無力感、無価値感
はじめまして。
何度かこちらでお世話になっております。
33歳の男です。
今まで、失恋、罪悪感、未練、自立と依存など、根本さんのブログを拝見して、自分の中で気になる事を色々とご回答頂きました。
ありがとうございます。
今回は、全て結局ここに繋がる事なのでは?と思う事が気になり、ご相談しました。
私はここ数年鬱病気味で、コロナ禍に入り始めた頃からは、電車、クルマ(運転する場合は高速道路やトンネル)などでパニックが出るようになりました。
仕事は営業職で、会社の上司も、私の状況は知っています。
今も 電車、車でのパニックや 仕事(主に社外の人)での対人関係 外出時の周りの目が気になる などの症状があり、薬は何年か前に服用をやめ、心の在り方に目を向けながら回復を目指してきました。
私が鬱病になり始めた数年前の私の状況ですが、こんな時系列です。
・社会人1年目めで、労働時間がきつい仕事を脱サラ。(当時の恋人の後押しもあり) フリーターになり、以前から憧れていたバンドマンの道へ。
・遠距離恋愛になった為、人生で一番の失恋。
・その後新しい恋人も出来るが、バンドが全く上手くいかない、失恋の未練もまだ拭えず。
この頃から、周りの人達と自分を比べ、自分の現状に焦りを感じ始めていた気がします。
自分には何も価値がないような、休んでいたら周りに置いていかれるような。
その後、体調不良から始まり、精神的に崩れました。
そこからは、体調を気遣いながらも、正社員の仕事に転職し、鬱になる直前あたりから付き合っていた今の奥さんと結婚し、子供が1人います。
たまに出社がきつい日は、上司や同僚も知っているので、休みをもらう時もあります。
こんな時系列です。
それで、全てここなのでは?と思うことというのが自分の無力感、無価値です。
もともと私は依存寄りだったんだと今では思いますが、失恋以降、特に私は依存が強くなりました。
失恋時も「これからどうやって生きていけばいいんだ」という強い恐怖を感じたのを覚えています。
失恋前も、仕事が苦しくても彼女が、いてくれたら自分は大丈夫だと考えてしまっていたので。
で、失恋し、寂しさから次のパートナーで埋めるなど、自分の足で立っていませんでした。
この頃から、他人と自分を比較する気持ちが、強くなりました。
「以前のパートナーにとって私より周りの人の方が大切だよなぁ」
「周りのみんなの方が、ちゃんとしてて価値があるよなぁ」
「フリーターやってる自分なんか、価値を生み出すよう頑張らなきゃダメだよなぁ」
なんて事を考えてました。
その後、がむしゃらに色々頑張っていたら、鬱になりました。
今も「もしパートナーに離婚されたりしたら、自分は1人でどうやって生きていけばいいんだろう?」と思いますし、
何か起きても、自分には何も出来ない。
自分は誰かに頼らないと生きていけない。
自分の力では生きていけない。
自分には何も出来る事がない。
そんな無力感、無価値、そんな無気力 を感じています。
依存や見捨てられ恐怖だと思います。
だから、仕事での対人関係も、周りの人の目も、パニックも 嫌われないようにする為、人と自分の境界線が無いから、人と話すのが恐怖、過緊張、不安を伴うんだと思います。
自分の無力感や無価値はいつから? と考えてみると、色々あるのですが。。。
逆時系列でいくと
・バンドも恋愛も仕事もなんにも上手くいかなくなっていた事。
・失恋 新しい恋人はきっと自分よりちゃんとしている、価値のある人なんだろなぁ。って感じていた事。
・高校生 中学のいじめのせいか、人につんけんしていました。友達もいましたが、女子にはわざと距離をとったり。(まぁ思春期ですからね笑)
・中学時代に部活で、お前は同じポジションのあいつに比べて下手だと言われ続け、いじめにあっていたこと。 実際3年間公式戦はベンチでした。 私生活でも、ちょこちょこ、嫌な言葉や荷物を隠されるなどの事もされてました。
・小学校高学年に感じていた、周りの女子から相手にされない、友人からの人気があるわけでもない自分。周りの人気者が、羨ましい気持ち。
・小学校3年の時に、万引きでつかまり 父親に殴られ、怒鳴られた恐怖の記憶。その辺りから、父親には怒られるときによく怒鳴られたり、手を上げられたりしていた気がします。(記憶が加工されていなければ)
万引きした頃から特に、親に相談したりすることはなくなりました。
いじめの事も今も知らないと思います。
・万引きする前までは 苦手な、スイミングスクールに無理矢理通わされ、自分より年下の子にどんどん階級を追いこされ置いていかれる屈辱感。
などなどです。
自分の無力感 自分の無価値で、全く元気、やる気が出ません。
自分の足で立てる気がしません。
自分には何かが出来る力、能力がありません。
誰かに頼らないと生きていけません。 無力です。
楽しい気持ちも湧きません。 日々、憂鬱です。
乱文ですみませんが、 ご回答宜しくお願いします。
(がーすーさん)
ココロノマルシェより引用

がーすーさんこんにちは。
しゅうこが回答しますね!
まず、これまでの経緯をすごく丁寧に書いてくれてますね!
読んでいて、「本当に自分の心と向き合ってきたんだな」
「ここまでよく頑張ってきたんだな」って思ったんですよね。
本当に大変なことがたくさんあったと思います。
でも、それを乗り越えてきた自分を、まずはちゃんと認めてあげてほしいな、って思います。
これまでの歩みを整理
いろんなことがあった人生を自分史みたいに整理すると、
- 小学校時代:水泳での屈辱感、万引きをきっかけにした父からの体罰・恐怖体験。
- 中学時代:部活で比較され、いじめや屈辱感。
- 高校時代:心を守るために少しつんけん振る舞う。
- 社会人:ハードワークで疲弊 → 脱サラして夢を追うも、失恋と挫折。
- その後:体調不良、うつ、そして現在も無力感や不安感を抱えている。
「自分には価値がない」って思いを強める出来事が、
子どもの頃からずっと積み重なってきたのがよく分かるよね。
無価値感が生まれる心理的メカニズム
こんな風に何度も何度も無価値感を感じる出来事が起こると、
自分の価値を認めるのが本当に難しい。
「無価値感」は心理学用語なんだけど、
自分と他人を比べて「自分にはないもの」ばかりに目がいってしまう現象を引き起こすの。
そして今回のご相談と深ーく関わってるのが「比較と競争」の心理。
男の子は成長過程で「競争」を通して自分の地位を確かめようとする傾向があるのよね。
スポーツや勉強、ゲームでも「勝った/負けた」ってすごく気にするでしょ?
勝敗がそのまま「自分の価値」に直結しやすいのよ。
小さい頃がーすーさんが頑張ってた水泳みたいに、結果が一目で分かる競技って
「勝てば価値がある、負ければ価値がない」
って図式が強烈に刷り込まれると思うのよね。
親と指導者の関わり方によっては、
「できる子は褒められ、できない子は貶められる」
って経験も加わるんじゃないかな。
何にせよ、がーすーさんはここで強烈な無価値感を感じてたと思う。
苦手なことを頑張らざるを得ない環境で、無価値感を感じ続けるって、
暴れ出したくなるほどのすんごいストレスだったと思う。
強い屈辱感や無力感があるとき、本当は親が受け皿になってくれるといいんだけど…。
がーすーさんの場合はそれもなかったみたいよね。
屈辱感とか無力感って本当に感じたくないから
より大きな刺激で気持ちを麻痺させなきゃ、やっていけない。
それで万引きして強い罪悪感を感じて、屈辱感と無力感を感じないで済むようにしたんじゃないかん。
「悪い子だったから」ではなくて「心を守るためにせざるを得なかった」行動だと思うんだよね。
自分史を書いて、自分の価値に気づく
がーすーさんの今の苦しみの根っこには、
「勝たなければ価値がない」という思い込みがあるよね。
水泳や部活、学校生活、恋愛、仕事…って、経験の中で
勝者=価値あり、それ以外=価値なしって
価値観を固めてきたと思う。
でも、世界には勝ち負けでは測れない価値もいっぱいあるよね。
そこに目を向けて競争の世界を降りてほしいんだ。
そこでおすすめしたいのが 「自分史を書き出す」こと。
自分史の書き方
- 小学校時代~中学、高校、社会人、今に至るまでの各時代を区切る
- その時代に自分が手に入れたもの、できたこと、頑張ったことを書き出す
- 例:小学校 → 苦手な水泳を続けた
- 中学 → 部活でいじめを受けても逃げなかった
- 高校 → 友達がいた
- 社会人 → 恋愛して結婚した、子どもがいる、仕事を頑張った
- 自分が持っているもの・できたことから自分が持ってるチカラを考えてみる
- 例:小学校 → 苦手なことを続けられる努力家
- 中学 → 部活でいじめを受けても逃げなかった根性がある
- 高校 → そばに友達がいてくれる、安心感がある性格
- 社会人 → 恋愛や結婚ができる魅力がある、家庭を築く力がある、ハードワークに邁進できるセクシャリティ(生命力)がある
こんな風に書き出してみると、今まで積み上げてきた力とか価値が可視化されるよね。
「自分には何もない」という思い込みが、少しずつ薄れていって、
自分のチカラが信じられるようになっていくよ。
お知らせ:自分史ワークショップ
もし、「自分の持っているものを書き出す自分史ワーク」を体験してみたいなら
自分史ワークショップに遊びに来てね!
- 自分の人生を時代ごとに振り返り
- 「自分の価値」「自分が手に入れたもの」を整理
- 無力感や競争心をゆるめるきっかけ作り
安心できる場で一緒にやってみると、とても腑に落ちやすくなります。
人はだれでもみんな、一人で生きていけるほど強くないからさ。
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しゅうこ
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