職場の重役上司への苦手意識を克服するには?

 

「いい人」ってよく言われるみなさんこんにちは。

キャンプカウンセラーのしゅうこです。

 

皆さんは、職場の重役になんとなく苦手意識を持つ方も多いのではないでしょうか。

「何も悪いことをしていないのに、怒られそうな気がする」という声もよく耳にします。

職場の重役上司への苦手意識を感じる理由と克服方法についてお話します。

 

逃げ続けたくないけど

嫌な人(こと)から逃げ続けていいかどうかです。


いまはパートで働いていて、社員から評価されて社員登用の提案がありました。

でも決定権のある部長は、売上が厳しいからな〜と後ろ向き。(心配なのは事実)

何回も先送りにされ、ついに面接前日…になったときに夜に嘔吐して、休んでしまいました。

 

わたしは、会社で重要ポジションにいるおじさん男性が苦手な傾向があります。

前の会社でも、社長が苦手で生理的嫌悪感も抱いてました。

今回の方は若めですが生理的嫌悪感はちょっとあります。

行動をおさえつける父親に重ねているのかもしれません。

重要ポジションについている方の独特な雰囲気が苦手です。

今回は、その人の嫌々面接する感がムカついたというのもありますが…

 

このまま逃げ続けていいのか、頑張って苦手意識をなくすのがいいのでしょうか。

不妊治療を理由にパートでいますが、本当は正社員にトラウマがありまだ躊躇しているのもあります。(数年前に燃え尽きた)

夫は働く必要ないと言いますが、将来の不安など、定期的に社員になってキャリアを積むべきではないかという迷いがやってきて心揺らいでいます。

一人でビジネスする気概もなく…。アドバイスいただけると幸いです。

 

(つきさん)

 

つきさん、こんにちは。

キャンプカウンセラーのしゅうこです。

 

その後の体調はどうですか?

 

つきさんは正社員登用のお話が出るくらい、仕事ができる方ですよね。

 

きっと、普段の業務では周りのパートさんが心臓がバクバクするほど緊張する場面でも、難なく乗り越えているんじゃないでしょうか。

 

例えば社員の前で業務改善の取り組みを発表するとかね。

普通のパートさんは緊張する方も多いと思うんです。

でも、つきさんはさらっとこなされるタイプなのかなー、と思います。

 

そんな頼れるつきさんが面接前日に嘔吐してしまったとのこと。

 

どれだけ強いストレスを感じてたんでしょうか。

 

面接そのものに対するプレッシャー。

再び正社員になることへの不安。

面接してくれる部長への苦手意識。

不妊治療の影響もあったかもしれません。

 

相当しんどかったんじゃないかなぁ。

 

今は面接を受けるタイミングではなかったのかもしれません。

 

くれぐれも、お身体を大事にしてくださいね。

 

 

私は基本的には、嫌なこと、合わない人、職場環境からは逃げることをおすすめします。

 

それは、周りの環境や人を使って自分をいじめている状態だと言えるからです。

 

自分をいじめていると、当然だけど、ストレスを感じてどんどん体調が悪くなるし、自信もなくなります。

 

だから基本は逃げる一択です。

 

 

こういう時、ついRPGみたいに ▶たたかう を選んじゃいがちですけどね。

 

RPGでダンジョンを探索してる時にHPがなくなってきたら ▶にげる を選ぶでしょ?

 

ゲームオーバーになって、所持金半分になったら嫌ですもんね。

 

それと一緒で、逃げるのが必要な時もあるんです。

 

 

でも今回は、つきさんがご相談の中に、

会社で重要ポジションにいるおじさん男性が苦手な傾向があります。


前の会社でも、社長が苦手で生理的嫌悪感も抱いてました。今回の方は若めですが生理的嫌悪感はちょっとあります。

と書いてくださっています。

 

同じパターンが繰り返されているんですよねー。

 

もちろん、このパターンから永遠に逃げ続けるのもアリです。

 

ただ、RPGでボスを倒そうと冒険してるのに、 ▶にげる コマンド以外封じられてたら不自由でしょ?

 

それと一緒で、つきさんの状況や気持ちによっては、重要ポジションにいるおじさん男性に近づく必要が出てくることもあると思うんですよね。

 

ということで、つきさんがこの先の人生で▶にげる も▶たたかう も自由に選べるように回答してみたいと思います。

 

 

なぜ、重要ポジションにいる男性に嫌悪感があるの?

つきさんは、

 

重役ポジションの男性に嫌悪感がある。

 

行動をおさえつけるお父さんに重ねているかもしれない。

 

と感じるんですね。

 

 

つきさんにとって、お父さんは家庭の中の権威の象徴だったのでしょうか。

 

もしそうだとすると、つきさんは家庭の中で偉い人、権力がある人に対してわだかまりがある状態といえそうです。

 

権威あるお父さんに対してわだかまりがあると、その後の人生で出会う【権威】にあたる人にもわだかまりの気持ちを抱いてしまいます。

 

これは投影といって、自分の思い込みや感情を日常生活にも映し出している状態です。

 

つきさんにとって【権威】である前職の社長や部長に、お父さんを投影しているんですね。

 

 

>お父さんに行動をおさえつけられた

 

という嫌なイメージがあると、今の権威である部長にも

 

「こいつもお父さんみたいに、私の行動をおさえつけようとしてくるんちゃか?」

 

と、と嫌なイメージをもってしまいます。

 

お父さんへのわだかまりを重要ポジションの男性に投影している。

 

これか、重要ポジションにいる男性に生理的嫌悪感を感じる理由ではないかなぁ、と思います。

 

 

じゃあ、どうしたら良いの?

▶︎にげる も▶たたかう も自由に選ぶには、お父さんへのわだかまりをなくす必要があります。

そのためにおススメのワークを2つ紹介します。

 

 

1.「お父さんに行動を押さえつけられて嫌だった!」って気持ちを吐き出しましょう。

 

当時、お父さんに言いたかったことを思い出してノートに書きましょう。

 

例えば

「お父さん、私は○○がしたかった!」

「お父さん、なんで私の好きにさせてくれないの?」

「お父さん、なんで私の気持ちを分かってくれないの?」

「お父さん、なんで私のことを認めてくれないの?」

という風に、当時のお父さんの顔を思い浮かべながら、言いたいことを書いていきましょう。

 

 

信頼できる友達やパートナー、カウンセラーに当時の話を聞いてもらうのもいいですよね。

 

 

この作業を、「スッキリした!」と思うまで続けてみましょう。

 

言葉で書くとたったの数行。

 

でも、溜め込んだ感情をスッキリさせるのは時間がかかるものです。

(私は半年以上かかったなぁ)

 

じっくり時間をかけて取り組んでみてくださいね。

 

 

 

2.「お父さんが私の行動をおさえつけたのは何でだろう?」と考えてみましょう。

 

子どものつきさんの視点から見ると、お父さんは理不尽だったかもしれません。

 

今度は視点を変えて、大人のつきさんの視点から、「お父さんが子ども(私)の行動をおさえつけたのは何でだろう?」と見てみてください。

 

わだかまりがある状態でこのワークに取り組むのは、ちょっと大変です。

 

「なんで私が、お父さんのことを分かってあげなあかんねん!

 

お父さんが私のことを理解するのが先やろ!!」

 

という気持ちも出てくることも、大変よくあります。

 

その場合は、まだまだ感情が吐き出し切れていないんですよね。

 

感情を吐き出すワークに戻りましょう。

 

 

お父さん側の視点の例としては、

 

「つきさんがお父さんの言う通りに行動した方が、将来幸せになるだろう」という考えがあった。

 

お父さんも親からおさえつけられて育ち、お父さんはその愛し方しか知らなかった。

 

というような、お父さんがつきさんをおさえつけざるを得なかった事情があることがあります。

 

 

このワークのコツは、お父さんの生まれ育った家庭環境や経験も踏まえて、お父さんの気持ちになりきること。

(俳優さんが役になりきるイメージかなぁ。)

 

難しいですけど、ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

お父さんへの理解が進むと、お父さんがやったことも「まぁ、しゃーないかな」と思えるようになってきます。

 

すると、今の日常生活で接している部長など、会社の重役ポジションを占める男性への嫌悪感も減っていきます。

 

嫌悪感が減ったら、▶︎にげるも▶︎たたかうも、それ以外の選択肢も、どれでも選ぶことができます。

 

つきさんの状況や気持ちに合わせて自由に行動できるようになりますよ♪

 

 

ちなみに、私も前職で燃え尽きたことがありました。

 

あるプロジェクトを担当したときのことです。

 

 

新しいプロジェクトだったので、何度も困難な壁にぶち当たりました。

 

最初は武闘派女子お得意の気合と根性で乗り越えていたものの、気持ちが続かず。

 

ぼきっと気持ちが折れてしまいました。

(今思うと、背伸びばっかりしていたんですね。)

 

私はそこで

「仕事なんかもう嫌。嫌なことからは逃げよう。」

と仕事から距離を置きました。

 

最初は大好きな漫画(ゴールデンカムイ)を一気読みしたり、大好きな旅を楽しみました。

 

 

でもね、いい気分は長続きしなかったんです。

 

自分が好きなことをしていても、なーんか物足りない。

 

そのことを先輩カウンセラーのヤタさんに相談しました。

そしたら「くすぶってるってことでしょ」とズバリ指摘が・・・。

(モヤモヤした状態に名前がついて、すごくスッキリ。)

 

その後、根本師匠のグループコンサルティングも受けました。

「安心を捨てよ。仕事に全力を尽くせ。」(意訳)と言ってもらい・・・。

 

やっぱり▶にげる 一択の人生は自分らしくないんだな。

といい意味で諦めがつきました(笑)

 

 

つきさんももしかしたら、▶にげる から▶たたかう にコマンドを変える時が来るかもしれません。

 

その時に備えて、一緒に準備していきましょうね。

 

 

今回のご相談にYoutubeでも回答しています。

【権威との葛藤】というキーワードをもとにお話しました。

「何か気になる!」という方はぜひご覧くださいませー。

職場の重役上司への苦手意識を克服するには?

 

 

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(↑これは私が渾身の一言を燃やした時の写真です(笑))

わだかまりの気持ちもスッキリ!です。

 

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