親の顔色を伺いながら育った人が自分らしく生きる方法

 

いい人のみなさん、こんにちは。

キャンプカウンセラーのしゅうこです。

 

親が病気だったり、精神的に弱かったりすると、どうしても気を遣ってしまうものです。

「自由になりたい」「放浪の旅に出たい」と思うのは、それだけ親に気を遣い、窮屈な生活を送ってきた、と言うことではないでしょうか。

そんな親思いのあなたが自分らしく、自由に生きる方法についてお話しました。

 

ストレスがかかると死んでしまう恐れのある母に気を使って、自分の人生が生きられません。

私はもう頑張ることに疲れました。何もかもから自由になりたいと思っています。

頑張ることに疲れたんです。

頑張らない自分だと母にも家事や仕事の面で負担をかけてしまうし、でも誰かに頼らなければ野垂れ死にです。

 

生きることに疲れました。なにか頑張らないと生きられないのがしんどいです。

どこか旅に出て放浪するのもいいですが、そんな勇気もありません。

母に心配かけるのも怖いです。

 

母子癒着だなぁとは思うのですが、母が心配性の大病持ちで、私がいなくなると母はストレスでまた脳の血管が切れてしまうんじゃないかと思うと、好き勝手できません。

私が大学やめたいと言ったりすると、母はとても辛そうな顔をして反対します。

その顔を見てまた血管が切れるんじゃないかと思うと、やりたいことも言えないしできません。

 

母が死ぬかもしれないのに、癒着切りといって母の気持ちを考えずに好き勝手にすることは出来ない気がします。

 

ストレスがかかると脳の血管が破れて死んでしまう恐れのある母に気を使って自分の人生生きられない気がするのですが、こういう場合はどうすればいいんでしょうか…?

本当に楽になりたいです。母も死んで欲しくないです…。

よろしくお願いします。

 

(Kさん)

 

Kさんこんにちは。キャンプカウンセラーのしゅうこです。

私は普段、大学でキャリアセンターの職員をしています。

 

毎日たくさんの大学生を見ていますが、カフェで友達とだべりたい、ライブ行きたい、2.5次元舞台観たい、推しに会うから美容にお金をかけたい。

だからお金が欲しい。バイトしたい。

 

そんな学生さんが多い印象です。

 

「家族より自分の欲望優先!で楽しむ年頃だよなー」とほほえましく思っています。

 

Kさんはどう?

自分のやりたいこと、できてますか?

 

 

Kさんは

>もう頑張ることに疲れました。何もかもから自由になりたい

と思うくらいだから、我慢して!我慢して!!我慢して!!!我慢して!!!!

大病を患ったお母さんにずーっと気を遣っているのかもしれないですね。

 

 

「お母さんのストレスになることはやっちゃダメ!」って。

 

 

それから、お母さんの代わりに家事を一手に引き受けたり。

自分のためじゃなく、家計を支えたり、学費を稼ぐためにアルバイトをしたり。

小さい兄弟がいたら、面倒を見たりしていないでしょうか。

 

自分のやりたいことを我慢し、お母さん代わりを頑張っていたら、

>頑張ることに疲れたんです。

と思うのも当然だと思うんです。

 

 

だから今は、自分をねぎらってあげましょう。

「今までよく頑張ってきたね」

「疲れてしまうくらい、毎日大変だよね」

「本当にえらいよ」

って声をかけてあげましょう。

 

ココロノマルシェに辛いことをたくさん吐き出したり、

大学のカウンセリングルームにも頼るのも一つの手です。

とても忙しいと思うけど、空きコマなどの時間に利用してみてくださいね。

 

 

親のことが気になって自由に生きられない理由

Kさんは

>何もかもから自由になりたい。

と思うくらい自由が欲しいんですよね。

 

でも、Kさんの心の中では、

私が好き勝手にすること=母はストレスを感じる

っていう思いもありますよね。

 

これは、精神的に弱い親に気を遣ってきた、いい娘・いい息子にも当てはまります。

(みんな優しい。本当にエライね。)

 

親の心や身体の健康を人質に、自分を鳥かごに入れてしまっているような状態。

自由を切望するのも当然です。

 

 

しかも、Kさんの場合は、

母はストレスを感じる=脳血管が切れる=母の命の危機

ですからね。

 

自分の言動に母の命がかかっていると感じて、恐ろしく感じてしまうのではないでしょうか。

 

それに、好き勝手にすること=母の命を危険にさらすことだから、

>母が死ぬかもしれないのに、癒着切りといって母の気持ちを考えずに好き勝手にすることは出来ない気がします。

と、自由にすることにめちゃくちゃ罪悪感がでてしまいます。

 

罪悪感があるとKさんが自分で気付かれているように、母子癒着になってしまうのも当然。

 

>癒着切りなんかできない

と思ってしまうのも当然じゃないでしょうか。

 

だから、癒着切りができなくても、焦らないでね。

 

 

自分らしい自由な人生を生きるにはどうしたら良いの?

自由に生きるには誤解を解くことが必要かもしれません。

 

どんな誤解かというと、「自由に生きることが母のストレスになる」という誤解です。

 

どんなお母さん(+お父さん)も、多かれ少なかれ、子どもの幸せを願う気持ちを持っています。

 

Kさんのお母さんだったら、きっと

「私の病気のせいで、Kにはずっと苦労をさせてきた。

 だからKには、誰よりも幸せになってほしい。」

って思っているはずです。

 

ただ、お母さんには「Kさんの自由」と「Kさんの幸せ」の繋がりが理解できないこともあります。

 

例えば、

>大学やめたいと言ったりすると、母はとても辛そうな顔をして反対します。

となるのも、

 

「Kはいい大学を卒業して、いい会社に入って、高給取りの男を捕まえて、結婚退職。かわいい子供に恵まれて、旦那の給料で悠々自適、毎日幸せに暮らすんだ」

みたいな

 

「お母さんが考える【Kさんが幸せになるプラン】」

が、ガラガラって崩れて怖いだけなのかもしれません。

(私が普段接している大学生の親御さんも、そういうプランがある方は多い様子。)

 

「Kさんが自由にすること」が「Kさんの幸せ」に繋がっているって伝わったら、お母さんも安心するんじゃないかなぁ。

 

 

ここから先は、自分をねぎらい、少し心に余裕ができたらの話ね。

 

「Kさんが自由にすること」が「Kさんの幸せ」に繋がっているって伝えるために、Kさんは、何をしたら自分が笑顔になれるか見つけていきましょう。

 

Kさんにとって、何が幸せなのか知りましょう。

 

自分が笑顔になれるリストができたら、お母さんに「私は○○したい。それが私の幸せなの!」って笑顔で言える未来を描きましょう。

 

お母さんに気を遣わず、自由に自分の人生を生きるKさんの明るい未来を心から願っています。

 

 

今日のご相談にYoutubeでも回答しました。

親の顔色を伺いながら育ってきた人が自分らしく生きる方法

忙しい毎日の息抜きにご覧くださいね。

 

 

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しゅうこ

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