みなさんこんばんは。
カウンセラーになるための勉強中の「しゅうこ」です。
このブログでは、【3ヶ月先まで予約のとれないカウンセラー 根本裕幸さん】
が提供されている「お弟子さん制度」で考えたこと、学んだことを、私なりの言葉でお伝えしていきます。
(このブログでいうカウンセラーは2019年に国家資格になった公認心理師や、民間団体が行っている心理系の資格を持つ方々ではなく、広い意味のカウンセラーを指しています。)
最近、平日はブログ、土日はTwitterを更新しています。
良かったらTwitterも見てくださいね!⇒https://twitter.com/milkysnowletter
ブログを始めた当初は何を書いたらよいか悩んでなかなか進みませんでしたが、近頃はブログを更新したり、Twitterに投稿したりするのが楽になってきました。
根本さんはブログを筋トレに例えて、「ブログ筋をつけましょう」とおっしゃっていましたが、最初は大変だけど慣れたら何とかなること、習慣にしてしまえば、やらない方が気持ち悪いところが筋トレと一緒だなぁと思います。
ブログを書くことで自分の気持ちや考えを可視化でき、内容を推敲する中で自分の頭の中も整理されるようです。
あとは、誰の顔色も伺わず、思ったことを思った通りに書くのが気持ちいい!
根本さん(の師匠)の名言に「感情はう〇こと一緒。感じたものはしょうがないので流してあげましょう。」があります。私のブログは今のところ公衆の面前でなっがいう〇こを垂れ流してる感じですね。
(おかしいな、人前でう〇こをして喜ぶ趣味はないはずだけどなw)
そろそろお役に立てる情報も発信していきたいところです。
◯夫の浮気が発覚したら
さて、今日からはお弟子制度の中で事前課題として出された、[仮想]クライアントさんのお悩みに、ブログ上でお答えするつもりで答えてみます。
今日は夫の浮気が発覚し、再構築を頑張っているMさんのケースを取り上げます。
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結婚5年目、2歳の子どもが1人いるMさん(38)。半年くらい前から夫の様子がおかしく、スマホを見たら付き合っ ている女性がいることが判明。浮気をしそうにもない、家庭的で優しい夫だったのでめちゃくちゃショックを受けて問い詰めて しまう。相手は職場の後輩で、LINEのやり取りからいずれ結婚することを考えている様子だが、本人は浮気を否定。 それよりも、結婚してからずっとしんどかったことや子供が生まれてからは特に自分にきつく当たられて居場所がなかったこと、 また、仕事のことや家のことなどで責められて辛かったことなどを告白される。Mさんは自分が夫の愛情にあぐらをかいていたことを反省して態度を改めることを約束した。しかし、夫の態度は冷たいままで関係は一向に上向かない。それどころか、 時々不安や不満が溜まって爆発してしまい、そのたびに夫を責めてしまう。ネットなどで事例を読むと責めてはいけないと書 かれていて、もうやめようと思うのだけどやめられない。
体の関係も子どもが生まれてからは拒否することが多かったので、自分から求めるようにしたのだが、反対に拒絶されるか、 義務的な愛撫な上、途中で終わってしまったりして虚しい思いが募る。 母親に相談すると「我慢しなさい。いずれ戻って来るから」と諭される。友達にはなかなか言えない。何とかしたくて弁護士 に相談したら離婚を勧められたため、カウンセリングを受けることにした。
やり直したいと思って頑張っているが、気持ちが萎えそうで怖い。結婚して仕事をセーブしているので、このまま離婚したら、 幼い子どもを抱えてやっていけるのか自信がなく、余計に執着してしまう。
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回答はこちら。
Mさんこんばんは。ご相談ありがとうございます。
今日のお話は、「夫さんの浮気が分かって夫婦関係の再構築を頑張っているけど、今のことろは効果が感じられない。このままの状態が続くと思うと、気持ちが萎えそうで怖い。再構築をやり遂げるにはどうしたらいい?」というご相談だと思って、私なりに考えてみました。
まず、Mさんのお悩みを読んでいて2つのことが気になりました。
1.夫さんが浮気したのはMさんのせいだ、と思いすぎていませんか?
夫さんと相手の女性のLINEを見つけて夫さんを問い詰めた時、夫さんから
>結婚してからずっとしんどかったことや子供が生まれてからは特に自分にきつく当たられて居場所がなかったこと、 また、仕事のことや家のことなどで責められて辛かったことなどを告白された。Mさんは自分が夫の愛情にあぐらをかいていたことを反省して態度を改めることを約束した。
とあります。
確かに、夫さんは「きつく当たられた」「仕事のことで責められて辛い」と感じてMさんから距離を置きたくなったのかもしれません。
でも、夫さんはその気持ちを持った時点で、Mさんに「きつく当たられるのが嫌」「仕事のことで責めないでほしい」と声を上げ、話し合いの場を持つこともできたように思います。しかし、夫さんはMさんとの話し合いを持つのではなく、職場の後輩女性と付き合うことを選びました。
「この問題の責任はお互いにある。」
そんな気持ちを持ってみてくださいね。
2.Mさん自身の気持ちを置き去りにしていませんか?
一つ目に気になったのが、
> 時々不安や不満が溜まって爆発してしまい、そのたびに夫を責めてしまう。ネットなどで事例を読むと責めてはいけないと書 かれていて、もうやめようと思うのだけどやめられない。
という内容。
Mさんは再構築に向け、ネットで方法をたくさん検索してそれを実行しようと努力してこられたんじゃないかと思います。
でも、Mさんは夫さんに対して不安や不満がいっぱいなんですよね?浮気をした夫さんに対いて不安になったり、不満を持つのは当たり前のことだと思います。
まずは不安と不満を持つのは当たり前のことだと認めてみましょう。
次に、不安や不満は吐き出しましょう。ただ、直接夫さんに伝えると夫さんが「つらい」と言いそうなので、こんな方法を試してみてはどうかと思います。
①チラシの裏やメモ帳、便箋等に、夫への不安や不満等を書く。
Mさんが今、夫さんや夫さんの浮気に対してどんな気持ちを持っているか、どんなことに不安や不満を感じているか書いてみましょう。Mさん自身の感情を開放するためのものなので綺麗に書く必要は全くありません。「今日も夫が返ってくるのが遅かった。また女のところに行っていたのか?不安。」とか、「今日は休みのはずなのに、夫は出勤と言って出かけて行った。女と会っていそうで不安。そもそも私に家事育児を丸投げして出かけるのが許せない。」など、あったこと、感じたことをそのまま書いてみてください。
これは一人でできることなので人目を気にする必要がありません。なので、夫さんに向けたありとあらゆる呪詛の言葉、罵詈雑言を書き殴ってみるのもいいですね。
(気になるようなら、最後はびりびりに破って捨てる、シュレダーにかける、燃やすなどして処分しましょう。情報漏洩を防げるし、すっきりします。)
②お母様やお友達にたくさん話を聞いてもらう。
お母様には夫さんの浮気について話をして、
>「我慢しなさい、いずれ戻ってくるから」
とアドバイスをもらったんですよね。
「夫が戻ってくるまで我慢するために、私の愚痴に付き合って」といって、不安や不満をたくさん聞いてもらってはどうかなぁ、と思いました。また、昔からのお友達など、Mさんが不安や不満を素直にお話しできる方にお願いするのもいいかと思います。
お話しするのは、ただ話を聞いてくれるタイプの方がお勧めです。ダメ出し・アドバイスに勤しむタイプの方だと、Mさんの不安や不満を出せなくなってしまうおそれがあるのでお勧めしません。
③カウンセラーに話を聞いてもらう。
Mさん一人では夫さんへの不安や不満、愚痴が上手く出てこない、人に話すのは気が引ける、という時にはカウンセラーに話す、という手もあります。カウンセラーは守秘義務がありますし、お話を聞くのが仕事なのでMさんも気が楽かもしれません。
また、私みたいな「夫の浮気(?)経験者」に激しく共感されながら話を聞いてもらう、というのもアリかと思います。
二つ目に一つ気になったのが
>体の関係も子どもが生まれてからは拒否することが多かったので、自分から求めるようにしたのだが、反対に拒絶されるか、 義務的な愛撫な上、途中で終わってしまったりして虚しい思いが募る。
という一文。
Mさんは身体の関係を拒否することが多かったことを反省されて、Mさん自身が夫さんと義務的に体の関係を持とうとしているんじゃないかなぁ、と感じました。
そもそも、Mさんは
>体の関係も子どもが生まれてからは拒否することが多かった
とあるように、出産以降、授乳やホルモンバランスの影響であまり体の関係を持ちたくなかったのではないでしょうか?
今は夫さんも体の関係を求めていないようなので、無理して求めても、Mさんが虚しくなる経験が増えるだけな気がします。
SEXは気持ちがあってのもの。
まずはMさん自身が
「体の関係を持ちたい」
と思えるようになるまで、お休みするのが良いかもしれません。
これまでに提案させていただいた内容にしばらく取り組んでいただき、Mさんの気持ちが落ち着かれたとします。
その時に考えて欲しいのは
「Mさんの理想のパートナーってどんな人?」
ということです。
今は
>結婚して仕事をセーブしているので、このまま離婚したら、 幼い子どもを抱えてやっていけるのか自信がなく、余計に執着してしまう。
という経済的な不安もあり、再構築を考えるのは自然な流れだと思います。
でも、不安・不満から抜け出した時に、
「私のパートナーは、「つらいから」と言って職場の女性に走る男でいいのか?」
と考えてみてほしいです。
Mさんは家庭の中で問題を見つけた時に、自分の責任として問題解決のために努力できる強さを持った女性です。また、お母様や弁護士、カウンセラーに相談する、といった行動力と、取り入れられるアドバイスは取り入れる素直さもお持ちの方です。
そういった女性であれば、そもそも男はいらず、離婚して一人でお子さんを育てていく選択肢もあるでしょう。
また、夫さんに浮気された状況でも「再構築しよう」と思える愛情深さもあります。
この愛情を夫さん以外の男性に向け、夫さんよりもさらに良いパートナーシップを築ける男性を探す、という選択肢もあります。
Mさんには再構築以外にもたくさんの選択肢があることを踏まえて、嘘偽りのない「理想のパートナー」を考えてみてください。
パートナーはどんな人がいいですか?パートナーとどんな生活を送りたいでしょうか?
パートナーの顔、声、体型、性格、職業、年収、趣味といった要素から、家事育児の分担、時間の使い方、パートナーとどんな食事をしたいかなど、思いつく限り書き出してみましょう。
それを眺めてみた時に、夫さんがMさんの理想のパートナーに近ければ、夫さんの気持ちも踏まえながら再構築してくことができるでしょう。夫さんがMさんの理想のパートナーからかけ離れているなら、これを良い機会と捉えて別々の道を歩くことを選べるでしょう。
どんな道を選ぶにせよ、前向きな気持ちで頑張っていけるのではないでしょうか。
回答終わり。
〇仮想クライアントMさんの相談に答えた感想
仮想クライアントMさんからのご相談を見た感想は、
「お前は俺か」※
でした。
※「お前は俺か」は同じ考えを持つ人や経験をした人に強い共感を示すときに使われるネットスラングです。略しておまおれ。
ただ、ピッタリ同じではないので悪しからず〜(^^;
自分自身も経験したお悩みだと考えやすいやすい一方で、クライアントさん自身の気持ちや家庭環境をちゃんと理解できるかな?自分の経験や価値観の押し付けにならないかな?と不安にもなりました。
カウンセラーはデリケートな人の悩みを扱う、難しいお仕事だと感じてます。
だけど、カウンセリングを通じて、クライアントさんが笑顔になってくれたらめちゃくちゃ嬉しいんだろうな。
次回も引き続き、お弟子制度の中で事前課題として出された、仮想クライアントさんのお悩みに答えてみたいと思います。次のテーマはW不倫です。
心と体をゆっくり休めてまた、お会いできたら嬉しいです。
それではおやすみなさい。
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